ひみつのしつもん

岸本佐知子『ひみつのしつもん』を読み終えた。自身のポンコツっぷりよりも(人の振り見て我が振り直せ、なので)、洗濯竿から流れ出たドロドロや「ケツカッチン」という言葉、大嫌いなオリンピックから思いもよらぬ方向へ広がっていく岸本ワールドがとても面白かった。50年生きるのもいいかもしれないと思えてくる。想像力は自分もだし、他人のことも助けてくれるな。

今日がお誕生日な後輩にメールをして、友だちと昨日の試験のことをLINEでやりとりした。楽しい。誰かに話したかったのだ。お昼前に散歩をして汗をかきながら歩く。帰りにドラッグストアに寄ってストックがないことに気がついたナプキンを買った。自分の使っているナプキンの名前が覚えられない。しあわせ素肌、はだおもい、素肌のきもち、肌肌肌…だし、どれもファンタジーでメルヘンなパッケージ。台北で見かけたようなパッケージになるのはいつだろう。お昼を食べてからはひたすら怠惰に過ごした。ポテチを食べ、モースを見、おかきを食べ、畳の上に寝っ転がる。怠惰は最高だ。しかし今ちょっと胃もたれしている。

夜は豆まきの声を聞き、手巻き寿司を食べ、イワシを食べ、豆をつまんで節分をした。近所のねこちゃんたちがイワシの頭を食べに来るといいな。