家族を想うとき

ケン・ローチ監督『家族を想うとき』を観た。

4人家族が苦しい生活とそこから抜け出そうと従事する過酷な仕事(夫:フランチャイズの配達員、妻:訪問介護士)のせいでバラバラになっていく話。期待していた通りのよさだった。原題は Sorry We Missed You. 「お届けにあがりましたがお留守でした」という意味だけれど、これが家族から他の家族へ宛てたメッセージのようだった。働く両親から子どもたちへ、二人だけで夕飯を食べてる子どもたちから両親へ。ごめん、あなたたちが恋しいです。Sorry は本来なら必要ないはずなのに。底辺で生きる人たちの暮らしをすくい上げ現実を見せる。解決策を提示しない、突き刺さったまま終わる最後が見事でした。『わたしは、ダニエル・ブレイク』でもあったけれど、すれ違っただけの見知らぬ人の優しさを描いているところも好きだ。バス停で泣いてるアビーに「大丈夫?」と声をかけてくれる人、配達のお手伝いをしている娘にチップをくれる人。どん底の中にいるときに射す一筋の光。

お昼はお目当てのスープのお店が休みだったので(なんでや…)、適当なお店でランチ。鶏胸肉の何かと白身魚のピカタ、スープ、ごはん、オレンジジュース。

これで770円だった。よしとする。時間が余ったので映画の時間までミスドでお茶。

しかしドーナツはいらなかった。お腹がいっぱいになりすぎた。反省。帰りは駅から歩いて帰ってきた。

今週の求人情報、大したものなし。Hanadaの校正だけは仕事を探している身としてもやりたくないのだ。

明日から始まるモースの情報をKさんにメールする。