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儚くて、その場限りの、一瞬のものたちによるパッチワーク

しくじりから学ぶ 13歳からのスマホルール

島袋コウ著『しくじりから学ぶ 13歳からのスマホルール』を読み終えた。

スマホを使い始めて……年(スマホがなかったころはどうしていたのか、思い出せないくらい昔に思える)になるけれど、すごくためになる本だった。スマホやインターネットの急速な進化のスピードについていけてない大人も読んでみたらいいと思う。わたしはついていけてません。そしてそのことを再確認した。ついていけなくても問題なしと開き直ってしまうことは簡単だけれども、知識は自分を被害からも加害からも守ってくれると思う。

この本から学んだことを箇条書きで。

  • シークレットモードの機能を使って検索すると、個人に最適化されない(わたし好みに偏っていない)検索結果が表示される
  • トーンポリシングとは、直訳すると、トーン(話し方)+ポリシング(取り締まり)で、「話し方や言葉遣い、態度や感情を批判する」という意味。議論の際に論点をずらす行為。このことの最大の問題は「社会的に弱い立場の人、少数派の主張をないがしろにすること」にある。トーンポリシングを行う人たちは一見良き理解者で冷静なアドバイザー的立場のごとくふるまう。それらは物事を俯瞰で見ている、中立で賢いイメージを抱くかもしれないが、マイノリティーの主張をずらし、黙らせ、分断を加速させる原因となる。
  • ソーシャルゲーム(ほかのプレイヤー全国規模のランキングで競うことができるゲーム)の仕組みについて。リセットマラソン(リセマラ)とは、お気に入りのキャラクターが出てくるまで、「アプリの削除→アプリのダウンロード→チュートリアル(説明)→アイテムゲット(説明のおまけ)→ガチャ(アイテムを使ってレアキャラをゲット)」を繰り返すこと。リセマラを繰り返すとアプリのダウンロード回数が増えるため、人気アプリランキングの上位に入ることができる。ゲーム会社はリセマラを黙認することで、お金をかけずにアプリの宣伝をすることができる。
  • ソーシャルゲームは好きな時間に好きなだけゲームができるのではなく、「プレイは30分に1回」「5回分までためておける」という具合に時間が定められている、時間回復制のシステムになっている。課金しないユーザーはコツコツとプレイしてポイントを貯める必要があるため「やれる時にやっておく」という心理になる。熱中すると「生活の合間にゲーム」から「ゲームの合間に生活」と主従関係が逆転する。
  • デマや流言、誤情報の拡散に関しては方程式がある。                     R(デマの広がり)= I(内容の重要さ)× A(内容の曖昧さ)つまり、重要さ・曖昧さを減らすことができれば、デマは広がりにくくなる。