1917

誕生日だ！おめでとう！と家族は言ってくれないので（なぜだ…めでたくないと思っているのか…）自分で言う。EちゃんからLINEでお祝いメッセージが来たので、初めてスタンプを使って返信した。成長した。

ユナイテッドシネマのカードを更新して、サム・メンデス監督『1917』を観た。コリン・ファース、アンドリュー・スコット（口の悪い演技、よかったなぁ）、マーク・ストロング（登場したとき足元が見えたのと声が聞こえただけで、その声のかっこよさに惚れ直した）、ベネディクト・カンバーバッチ、リチャード・マッデンとちょこちょこ豪華な俳優が出てくるのがびっくりで楽しい。期待していた「あたかもワンカットに見える、長回しワンショットの撮影」は自分が兵士になったような臨場感だけでなく、シームレスな自分の人生は同じくシームレスな他人の人生と折り重なってできていることを改めて思い起こされるものだった。目の端っこに映る人にも、もう二度と会えない人にも、暗闇の中シルエットだけしか見えない人にも人生がある。高層ビルの窓を見上げて、灯る明かりひとつひとつに物語を想像するのに少し似てるなと思った。ジョージ・マカイがたったひとりで縦に走り、他の多くの兵士が敵に向かって横に走っていく。彼とぶつかる人がいる。うまくすれ違う人もいる。すぐそばで倒れる人がいる。黒煙にのまれる人がいる。縦と横、わたしの人生とあなたの人生でまた新たな物語が編まれていく。最後に出たメッセージで、監督が自分のおじいさんから聞いた話を元にしているようだとわかった。

ちょっと遅めのお昼はロイヤルホスト。ランチセットのスープをオニオングラタンスープに変えた。寒かったから余計においしい。

メインはステーキサラダ。前は少ないなぁって思ってたけど、ちょうどいいな…。

 デザートに楽しみにしてた苺のブリュレパフェ。ピーカンナッツやパイなど食感が楽しく、一番下まできちんとおいしかった！

お会計のときに誕生月クーポンを使ったら「お誕生日おめでとうございます」と言われてうれしかった。ありがとうございます。今日が誕生日なんですよ（とは言わなかったが）。

意外に時間がなかったので喫茶店は諦めた。もらった図書カードを使いたくて、駅ビルの本屋で二階堂奥歯『八本脚の蝶』を買う。本屋さんで小説を買うなんて久しぶりだ。ブックカバーとしおりが選べたのもうれしかった。来月のお誕生月クーポン目当てで無印で靴下も買う。歩いてデパートまで行き、お目当てのトップスのチョコレートケーキを買う。棚卸しで早く閉店する日だったらしく、在庫があとちょっとだったので危なかった。いつものお菓子屋さんにもコーヒーショップにも寄らず駅へ。

夕飯の後に家族でケーキを食べた。うまいうまい。